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家の中が水浸しになり、どうすれば良いか分からず焦る気持ち、痛いほど分かります。ですが、まずは落ち着いてください。適切な初期対応を行えば、被害は最小限に食い止められます。
この記事では、今すぐ行うべき「3つの緊急応急処置」から、修理費用の相場、信頼できる業者の選び方、さらには火災保険の適用条件まで、水道管トラブルを解決するための全知識を網羅的に解説します。
緊急事態に直面している方は、以下の「緊急対応ボックス」の通りに行動してください。
緊急対応ボックス
⚠️ 水道管が破裂して焦っている方へ:今すぐやるべき3つの行動
- まず元栓を閉める
家の外にある「量水器(水道メーター)」のボックスを開け、中のハンドルを時計回りに回して水を止めてください。 - 電気を消す
水漏れしている場所の近くにあるブレーカーを落としてください。漏電による火災や感電を防ぎます。 - 業者を呼ぶ
水が止まったら、すぐに「お住まいの地域の水道局指定工事店」へ連絡して修理を依頼してください。
【修理費用の目安】
- 軽微なパッキン交換など:8,800円〜
- 壁の中や床下の配管修理:30,000円〜
※加入している火災保険の内容によっては、修理費用が補償される可能性があります。
「どこに電話すればいいか分からない」と迷っている間にも浸水は広がります。
まずは、お住まいの地域で最短20分で駆けつけ可能な、水道局指定の優良業者を比較して選びましょう。
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【緊急】水道管が破裂した時の応急処置3ステップ
![[Emergency]-3-steps-to-take-when-a-water-pipe-bursts](https://maintenance-note.com/wp-content/uploads/2026/01/336A0307-E064-4CE2-B981-98F77ED4F977.jpg)
水道管が破裂したら、最初の30分が非常に重要です。落ち着いて、以下の手順で行動してください。被害を最小限に抑えることができます。
- 水道の元栓・止水栓を閉めて水を止める
- ブレーカーを落として漏電火災を防ぐ
- 修理・保険用に「被害状況」を写真で記録する
水道の元栓・止水栓を閉めて水を止める
まずは水の供給を止めることが最優先です。水道メーター付近にある元栓、または各設備ごとの止水栓をしっかり閉めましょう。
元栓は一般的に水道メーターボックス内にあり、ハンドル式またはバルブ式です。時計回りに回すと閉まります。止水栓はキッチンや洗面台の下、トイレタンクの横などに設置されており、マイナスドライバーで回すタイプやハンドル式があります。

水の供給を止めずにいると、家中が水浸しになり深刻な被害を招くおそれがあります。早めに元栓または止水栓を閉めることで被害の拡大を防ぎ、冷静に次の対応ができます。
ブレーカーを落として漏電火災を防ぐ

漏電による火災や感電事故を防ぐため、必ずブレーカーを切りましょう。水と電気は非常に危険な組み合わせで、水に濡れた家電や配線に通電するとショートを起こし、火災や感電など重大な事故につながるおそれがあります。
まずは分電盤(ブレーカーボックス)の位置を確認し、メインブレーカーをオフにしてください。水漏れが発生している場所の近くにコンセントや家電がある場合は、該当する個別のブレーカーもオフにするとより安全です。
ブレーカーを切ることで、電気による二次被害を防ぐことができます。早めの対応が被害の拡大を防ぐポイントです。
修理・保険用に「被害状況」を写真で記録する
安全が確保できたら、修理業者への依頼や火災保険の申請に備えて、被害状況をスマホのカメラで撮影して記録を残してください。
撮影すべきポイントは以下の通りです。
- 水が吹き出している様子(動画も有効)
- 破裂した配管の箇所(アップと引きの写真)
- 水浸しになった床や壁の範囲
- 水濡れで被害を受けた家具や家電
これらの記録は、修理業者が正確な見積もりを出すための重要な情報となります。また、火災保険を申請する際には、被害の証拠として提出が求められるため、必ず撮影しておきましょう。片付けを始める前に記録を残すことが鉄則です。
水道管破裂の修理費用相場(DIYと業者のコスト比較)

水道管の修理は専門性が高く、基本的にはプロの業者に依頼すべきです。しかし、費用面が心配で自分で直せないかと考える方もいるでしょう。ここではDIYと業者依頼のコストとリスクを比較します。
- 自分で直せる範囲と失敗した時の「リカバリー費用」
- 業者に依頼した場合の場所別費用ガイド
- 深夜・早朝の「緊急割増料金」を最小限に抑えるコツ
自分で直せる範囲と失敗した時の「リカバリー費用」
自分で修理(DIY)できる可能性があるのは、露出している配管の小さな亀裂に「補修テープ」を巻くといった一時的な応急処置レベルまでです。根本的な解決にはなりません。
ホームセンターで数千円の材料を買ってDIYを試みるのは、コストを抑えられる反面、大きなリスクを伴います。もし修理に失敗して水漏れが悪化したり、配管を破損させてしまったりした場合、そのリカバリー費用は高額になります。
【コスト比較表】DIY vs 専門業者への依頼
| 比較項目 | DIY(自己修理・応急処置) | 専門業者への依頼 |
| 費用目安 | 1,000円〜5,000円 (補修テープ、工具代など) | 8,800円〜 (作業内容による) |
| 作業時間 | 1時間〜半日 (不慣れな場合、材料調達含む) | 30分〜2時間程度 (プロのスピード) |
| リスク | 接続不良による再破裂、階下への漏水拡大、怪我のリスク | 万が一の施工不良に対する保証がある場合が多い |
| 失敗時の リカバリー費用 | 30,000円〜数十万円 (解体費用、階下の賠償など) | 0円 (保証期間内であれば無償対応) |
表の通り、DIYは初期費用こそ安いですが、失敗した時のリスクと追加費用が甚大です。専門知識がないまま配管をいじるのは絶対にやめましょう。
※あくまで一時的な水止め用です。根本修理は必ず業者へ。
「結局、いくらかかるの?」という不安をゼロに。無理に自分で直そうとして、後から数十万円の修繕費(リカバリー費用)を払うリスクを冒す必要はありません。出張・見積もり0円の業者なら、まずは現状の正確な修理代を知ることができます。
「相見積もり」で最安値を確認するのが賢い選び方です
業者に依頼した場合の場所別費用ガイド
専門業者に依頼した場合の修理費用は、破裂した場所や作業の難易度によって大きく変動します。あくまで目安ですが、修理費用の相場は以下の通りです。
水回り修理の費用相場一覧
| 修理箇所・内容 | 費用の目安 | 備考 |
| 軽微な修理 | 8,000円 〜 15,000円程度 | 露出配管のパッキン交換など |
| 外の埋設配管 | 20,000円 〜 50,000円程度 | 土を掘り返す作業が必要な場合 |
| 壁中・床下の配管 | 30,000円 〜 100,000円以上 | 壁や床の解体・復旧作業が伴う場合 |
上記の金額はあくまで一般的な目安です。現場の状況(配管の深さ、解体する壁の材質など)や、使用する部品の価格によって最終的な見積もりは変動します。
壁の中や床下など、目に見えない場所の修理は、どこから水が漏れているかを特定する「漏水調査」の費用が別途かかる場合があります。また、修理のために壊した壁や床を元に戻す内装工事費も必要になるため、総額が高くなりがちです。
正確な金額を知るためには、必ず現地調査を依頼し、見積もりを取る必要があります。
深夜・早朝の「緊急割増料金」を最小限に抑えるコツ
水道トラブルは時間を選ばず発生しますが、深夜や早朝に業者を呼ぶと、通常料金に加えて「割増料金」が発生するケースが一般的です。割増料金の相場は、通常料金の2割〜5割増し、または一律で数千円〜1万円程度が加算されることが多いです。少しでも費用を抑えたい場合は、以下の点を確認しましょう。
- 割増料金の有無と時間帯
- 電話予約の時点で、現在の時間帯が割増料金の対象になるか、いくら加算されるかを明確に確認してください。
- 翌朝まで待てるか検討
- 元栓を閉めて水漏れが止まっており、生活に致命的な支障がないのであれば、翌日の通常営業時間に来てもらうことで割増料金を回避できます。
緊急性が高い場合はやむを得ませんが、状況によっては冷静に判断することで、不要な出費を抑えることができます。
失敗しない修理業者の選び方と見積もりのチェックポイント

水道修理業界には、残念ながら高額な料金を請求する悪質な業者も存在します。焦っている時こそ、信頼できる業者を慎重に選ぶ必要があります。
- 水道局指定工事店であることを必ず確認する
- 悪質業者を避けるための「3社相見積もり」の重要性
- 電話口で「概算見積もり」を提示してくれるかチェック
水道局指定工事店であることを必ず確認する
業者選びで最も重要な基準は、「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」であるかどうかです。
- 指定工事店とは
- 各自治体の水道局が「適切な技術と機器を持っており、安心して工事を任せられる」と認定した業者のことです。一定の基準をクリアしているため、技術力や信頼性が担保されています。また、漏水が原因で高額になった水道料金の「減免申請」を行う際にも、指定工事店による修理証明が必要になるケースがほとんどです。
業者のホームページや広告に「○○市水道局指定工事店」といった記載があるか、必ず確認してください。水道局のホームページでも指定業者の一覧を確認できます。
悪質業者を避けるための「3社相見積もり」の重要性
緊急時であっても、可能であれば2〜3社の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うことを強くおすすめします。1社だけの見積もりでは、提示された金額が適正価格なのか判断が難しいからです。複数の業者を比較することで、おおよその相場が見えてきます。
【業者比較表】依頼先タイプ別の特徴
| 比較項目 | 大手水道修理会社 | 地域密着の水道屋 | マッチングサイト経由 |
| スピード | ◎ 最短15分〜 (スタッフ数が多い) | △ 予約状況による (少人数で対応) | ◯ 近くの登録業者が対応 (当たり外れあり) |
| 料金体系 | ◯ 標準的・明確 (料金表がある) | ◎ 比較的安価 (広告費が少ない分) | △ 業者によりバラバラ (手数料が乗る場合も) |
| 信頼性 | ◎ 指定工事店・保証充実 (社会的信用が高い) | ◯ 顔が見える安心感 (地元での評判が命) △ 事前の口コミ確認が必須 | △ 事前の口コミ確認が必須 (玉石混交) |
極端に安い見積もりを出してくる業者は、作業後に追加料金を請求してくる可能性もあるため注意が必要です。価格だけでなく、電話対応の丁寧さや、説明の分かりやすさも比較のポイントにしましょう。
電話口で「概算見積もり」を提示してくれるかチェック
問い合わせの電話をした際に、状況を伝えただけで「最低でも○○円、状況によっては××円くらいかかります」と概算の見積もりを提示してくれる業者は良心的と言えます。逆に、「現場を見ないと一切わかりません」の一点張りで、料金について頑なに口を閉ざす業者は避けた方が無難です。もちろん正確な金額は現地調査が必要ですが、ある程度の目安すら伝えられないのは不誠実です。
また、出張費や見積もり料が無料かどうかも事前に確認しましょう。「見積もり無料」と謳っていても、修理を依頼しなかった場合にキャンセル料を請求する業者も存在するため、注意が必要です。
「本当にこの業者で大丈夫?」と、最後の一歩が踏み出せないあなたへ。100社以上の水道業者の中から、「水道局指定」「24時間対応」「口コミ高評価」の3条件を満たす5社を厳選しました。悪質なぼったくり被害に遭わないための、最も確実な防衛策です。
あなたの街の優良業者がひと目で分かります
水道管破裂は火災保険で直せる?申請のコツと注意点

修理費用が高額になりがちな水道管の破裂ですが、実は加入している「火災保険」が適用され、自己負担が大幅に減る可能性があります。
- 火災保険の「水濡れ補償」が使えるケース・使えないケース
- 【体験談】私が保険申請で「全額認定」された時の証拠写真の撮り方
- マンションの階下浸水をカバーする「個人賠償責任保険」
火災保険の「水濡れ補償」が使えるケース・使えないケース
火災保険には、火事だけでなく様々な災害や事故を補償する特約があります。水道管破裂による被害は、「水濡れ補償」という項目でカバーされることが一般的です。
- 補償されるケース(一般的な例)
- ⚪︎ 寒波による凍結で水道管が破裂し、床や壁が水浸しになった。
⚪︎ 給排水設備の事故によって漏水し、家具や家電が水濡れ被害を受けた。 - 補償されないケース(一般的な例)
- ⚪︎ 水道管の「経年劣化(老朽化)」や「サビ」が原因の破裂。(※これは非常に重要なポイントで、多くの保険で対象外となります)
⚪︎ パッキンなどの消耗品の劣化による水漏れ。
⚪︎ 修理費用そのもの(水道管の部品代や交換工賃)ではなく、「水濡れによって生じた被害(床の張り替えや家具の損害)」のみが対象となる契約も多い。
契約内容によって補償範囲は大きく異なります。まずはご自身の保険証券を確認するか、保険会社に問い合わせて「水濡れ」が補償対象になっているか確認しましょう。
保険申請で「全額認定」された時の証拠写真の撮り方
写真の撮り方は、「被害の全体像」と「詳細な発生源」をセットで複数枚撮ることでした。具体的には、水浸しになった部屋全体の写真で被害規模を示し、さらに破裂したパイプの亀裂部分に定規を当てて接写した写真を添付しました。
これにより、被害状況が客観的に伝わり、スムーズに保険金が全額認定されました。修理前に慌てて片付けず、証拠を残すことが何より重要だと実感しました。
保険申請では、被害状況を証明する「写真」が最も重要な証拠となります。修理業者が来る前に、可能な限り多くの写真をあらゆる角度から撮影しておいてください。
マンションの階下浸水をカバーする「個人賠償責任保険」
マンションなどの集合住宅で、自分の家の水道管破裂が原因で階下の部屋に水漏れ被害を与えてしまった場合、莫大な損害賠償を請求される可能性があります。このようなケースでは、火災保険の特約として付帯されていることが多い「個人賠償責任保険」が役立ちます。これは、日常生活で他人に損害を与えてしまった場合の賠償金を補償する保険です。
階下の住人の家財道具や内装の修繕費用などをカバーできるため、マンション住まいの方は、この特約に加入しているかを必ず確認しておきましょう。万が一の事態に備え、非常に重要な保険です。
水道管が破裂する主な原因とリスクが高い場所

水道管が破裂する原因を知ることは、将来のトラブルを予防するために不可欠です。主な原因は以下の3つに集約されます。
- 冬場の凍結(屋外・露出配管)
- 配管の経年劣化(赤水・水圧の変化)
- 地震や近隣工事による外的衝撃
冬場の凍結(屋外・露出配管)
冬場、特に気温が氷点下4度を下回るような寒い日には、水道管内部の水が凍って膨張し、その圧力に耐えきれずに水道管が破裂することがあります。
特にリスクが高いのは、以下の場所にある水道管です。
- 屋外に露出している水道管(庭の散水栓など)
- 家の北側など、日が当たらない場所にある配管
- 風当たりが強い場所にある配管
寒冷地だけでなく、普段は温暖な地域でも記録的な寒波が到来した際には多発するため、事前の対策が必須です。
配管の経年劣化(赤水・水圧の変化)
水道管も長年使用すれば劣化します。特に、昭和の時代に建てられた住宅で多く採用されていた「鉄管」は、年数が経つと内部にサビが発生し、金属が腐食して脆くなります。劣化した水道管は強度が落ちているため、通常なら問題ない程度の水圧の変化や、わずかな衝撃でも亀裂が入り、破裂につながることがあります。
「蛇口から赤い水(サビ水)が出る」「最近、水の出が悪くなった(水圧が低い)」といった症状は、水道管内部でサビが進行している危険なサインです。見逃さずに専門業者へ点検を依頼しましょう。

地震や近隣工事による外的衝撃

地震による強い揺れも、水道管に損傷を与えて破裂しかねません。プレートの境界や活断層の近くに位置する地域では、地震による水道管の破裂リスクが高いです。水道管の材質によっては、地震の影響を受けやすいものも存在します。地震の揺れに弱い材質の水道管は注意が必要です。
工事中の振動や誤った操作が水道管を破裂させることもあります。大規模な工事では、地中の水道管に直接圧力が加えられることが、破裂の原因になります。工事現場では、事前の地中探査をしっかりと行うことが大切です。工事に伴う水道管の移設や改修が原因で破裂することもあるため、工事を行う際は十分な配慮が必要です。
地震後や工事直後に、水道管の点検と強化を行うことが破裂を防ぐための重要な手段です。適切なメンテナンスと迅速な修復体制を整えることが、安全な水道供給の維持につながります。
水道管の凍結防止対策!マイナス4度になる前にやるべきこと

水道管破裂の最大の原因である「凍結」は、事前の対策で防ぐことができます。天気予報で「最低気温がマイナス4度以下」と予想されたら、必ず以下の対策を行ってください。
- 屋外配管に巻きつける断熱材の正しい選び方と巻き方
- 寝る前に「水を出しっぱなし」にする際の適切な量とは?
- もし凍ってしまったら?「熱湯は厳禁」な理由と正しい解凍法
屋外配管に巻きつける断熱材の正しい選び方と巻き方
屋外など、凍結リスクが高い場所にある露出配管には、「保温材(断熱材)」を巻き付けて外気から守るのが最も効果的です。保温材はホームセンターなどで手軽に購入できます。筒状の発泡ポリエチレン製が一般的で、配管の太さに合わせたサイズを選びましょう。
正しい巻き方のポイント
- 配管に隙間なく保温材を被せる。
- 保温材の上から、ビニールテープを隙間なくきつく巻き上げて固定する。
- 特に蛇口部分や配管の曲がり角は凍結しやすいため、念入りに巻くか、タオルなどを巻いて上からビニール袋を被せて防水する。
隙間があるとそこから冷気が入り込んで効果が半減してしまいます。「隙間なく密閉する」ことを意識して作業してください。
寝る前に「水を出しっぱなし」にする際の適切な量とは?
水は流れていると凍りにくい性質があります。冷え込みが厳しい夜は、寝る前に蛇口から少量の水を出しっぱなしにしておくことで、凍結を防止できます。出す水の量は「鉛筆の芯の太さ」程度(ポタポタではなく、細い糸状にツーっと流れる程度)が目安です。
家の中のどこか一箇所の蛇口(キッチンや洗面所など)から出しておけば効果があります。出した水はバケツなどに受けておき、洗濯や掃除などに再利用すれば無駄になりません。水道代はかかりますが、破裂した時の修理代に比べれば微々たるものです。
もし凍ってしまったら?「熱湯は厳禁」な理由と正しい解凍法
対策が間に合わず、水道管が凍って水が出なくなってしまった場合、絶対にやってはいけないのが「熱湯を直接かける」ことです。急激な温度変化によって水道管が膨張し、耐えきれずに破裂してしまう危険性が非常に高いからです。良かれと思った行動が、最悪の事態を招いてしまいます。
正しい解凍方法
- 凍結していると思われる配管や蛇口部分にタオルを被せる。
- そのタオルの上から、「ぬるま湯(約40度〜50度程度、手で触れるくらいの熱さ)」をゆっくりと少しずつかける。
または、ドライヤーの温風を少し離れた位置から当てて、ゆっくりと温めるのも有効です。焦らず、時間をかけて徐々に解かしていくことがポイントです。
物件タイプ別の対応と費用負担の違い

お住まいの物件が戸建てかマンションか、持ち家か賃貸かによって、水道管破裂時の対応や費用負担のルールが異なります。
- 戸建て・分譲マンション・賃貸の責任区分
- 賃貸物件で「入居者の過失」とみなされないための行動
戸建て・分譲マンション・賃貸の責任区分
- 戸建て(持ち家)
- 敷地内の水道管(水道メーターから家側)は個人の所有物となるため、修理費用は原則として全額自己負担となります。火災保険の適用を検討しましょう。
- 分譲マンション
- 「専有部分(各部屋の床下や壁内)」の配管トラブルは部屋の所有者の負担、「共用部分(建物全体の縦管など)」のトラブルは管理組合の負担となるのが一般的です。どちらに該当するか不明な場合は、すぐに管理会社へ連絡して確認してください。
- 賃貸物件(アパート・マンション)
- 建物の所有者は大家さんであるため、原則として修理費用は大家さん(または管理会社)が負担します。入居者は速やかに管理会社へ連絡する義務があります。
賃貸物件で「入居者の過失」とみなされないための行動
賃貸物件であっても、入居者の不注意(過失)が原因で水道管が破裂した場合、修理費用を請求される可能性があります。例えば、「天気予報で凍結の注意喚起が出ていたのに、水抜きなどの対策を怠って旅行に出かけ、その間に凍結破裂させてしまった」といったケースです。これは入居者の「善管注意義務違反」とみなされる可能性が高いです。
トラブルを避けるためにも、管理会社から凍結防止の案内があった場合は必ず指示に従いましょう。また、水漏れを発見したら、被害拡大を防ぐためにすぐに元栓を閉め、速やかに管理会社へ報告することが、自分の身を守ることにつながります。
水道管の破裂に関するよくある質問

水道管の破裂は突然起こるケースが多いですが、前兆や対応方法を知ることで、被害を最小限に抑えることが可能です。水道管の破裂に関する以下の質問に回答します。
- 水道管が破裂する前に前兆はある?
- 水道管の破裂は自分で修理できる?
- 修理後も漏水が続く場合はどうする?
- 水道管の破裂を放置してしまった場合の対処法は?
水道管が破裂する前に前兆はある?
水道管が破裂する前に起こる前兆は、以下のとおりです。
急に水圧が高くなったり低くなったりすると、水道管に負担がかかり、破裂のリスクが高まります。見えない場所での水漏れは、気づきにくいですが、壁や床が湿っている場合は要注意です。普段と変わらない生活をしているのに、急に水道料金が高くなる場合は、水漏れが原因の可能性があります。
さびた水道管は強度が弱くなり、破裂しやすくなるため、さびや腐食の進行も見逃せません。普段なら聞こえない音がしたり、水道管が振動したりする場合は、水道管内部に問題があると考えられます。水が濁ったり、異臭がしたりする場合も注意が必要です。
水道管の破裂は自分で修理できる?

水道管の破裂は自分で修理できる場合もあります。自分で修理を試みる場合は、以下の手順で行いましょう。
- 工具や材料の準備
- 水の元栓を閉める
- 破裂部分を特定し、防水テープで応急処置
破裂が大きい場合はパイプカッターで破損部分を切り取り、新しいパイプを取り付ける必要があります。配管を接続し直した後、水漏れがないか忘れずに確認しましょう。自分で修理する自信がない場合や修理が難しい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
修理後も漏水が続く場合はどうする?

修理後に漏水が続く場合は、再度水道業者に連絡し点検を依頼しましょう。水道メーターが回り続けている場合、どこかで水が漏れている可能性が高いです。修理した部分以外の配管も見直すことで、根本的な原因の特定につながります。赤外線カメラや音響装置などを使用すると、目に見えない部分の漏水も見つけやすいです。
完全に漏水が止まるまで修理を繰り返し行い、対策を続けましょう。漏水保険が適用されるか確認するのもおすすめです。保険が適用される場合、修理費用の一部をカバーできます。最悪の場合、配管全体の交換を検討する必要があります。
水道管の破裂を放置してしまった場合の対処法は?

水道管の破裂を放置してしまった場合は、速やかに被害範囲の確認と応急処置が必要です。速やかに水の供給を停止し、破裂部分を特定しましょう。被害を最小限に抑えるために、バケツやタオルを使って応急処置を行うことも重要です。破裂部分を特定したら、迅速に専門業社に連絡し修理を依頼します。
水害保険の確認と申請のために、被害範囲を確認し、必要に応じて保険会社へ連絡することも大切です。家財や設備の損害を評価し、修繕や交換を検討しましょう。水道管が破裂した原因を特定できると、再発防止にも役立ちます。
まとめ

水道管の破裂は、ある日突然起こる緊急事態です。パニックにならず、まずは「元栓を閉める」という初期対応を確実に行ってください。
修理に関しては、DIYはリスクが高すぎるためおすすめしません。「水道局指定工事店」であり、明確な料金説明をしてくれる信頼できる業者に依頼するのが最も確実で安全な解決策です。
修理費用は高額になることもありますが、火災保険の「水濡れ補償」が適用される可能性も十分にあるため、忘れずに確認しましょう。水回りのトラブルは、放置すればするほど家を傷め、カビやシロアリなどの二次被害を招いて修理費用が膨れ上がります。少しでも異常を感じたら、ためらわずにプロの業者に相談してください。早めの行動が、あなたの大切な家と資産を守ります。