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- 突然トイレが壊れたら、どうしよう…。
- プロに修理を頼むと、価格が高くなりそうで頼めない…。
- 自分で修理する方法や対処法を教えて!
日常生活を送る上で1番困るのが、トイレなどの水まわりのトラブルです。トラブルの原因はさまざまで、それぞれに対応した解決策を知っておくことが非常に重要です。
この記事では、トイレのタンクに水がたまらない原因から対処法までまとめて解説します。この記事を読めば、水まわりのトラブルをプロに頼らず自分で修理する方法が分かります。
トイレのタンクに水がたまらない原因


トイレのタンクに水がたまらない状況は、日常生活において非常に困ることが多いです。水がたまらない原因は、水をためるシステムに不具合が生じています。
トイレのタンクに水がたまらない原因は、以下のとおりです。
- 止水栓の問題
- フロート(浮き球)の不具合
- ボールタップの故障
- 給水管の問題
- フィルターやストレーナーの目詰まり
- フラッパーゴム(フロートバルブ)の劣化
- オーバーフロー管の破損
- レバーハンドルの故障
- 便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)の経年劣化
止水栓の問題

止水栓はトイレのタンクに水を供給するための重要な部分です。もし止水栓に問題があると、水が適切に供給されず、タンクに水がたまらなくなります。そのため、タンク内の水位が安定しなくなってしまいます。
止水栓による問題は、以下のとおりです。
- 止水栓が締まりすぎている場合、水の流れが阻害される
- 止水栓が緩んでいる場合、漏水の原因となり水位が安定しない
- 止水栓の内部が汚れや腐食で損傷していると水が流れない
- 止水栓のゴムパッキンが劣化していて漏水する
- 止水栓のバルブが正常に開閉しないと、水の供給に問題が生じる
- 止水栓自体が古くなっていて、機能不全を起こす
- 止水栓が正しい位置に設置されておらず、水の制御ができない
ゴムパッキンの劣化や内部が汚れや腐食で損傷している可能性があります。トイレのタンクに水がたまらない場合は、まず止水栓を確認することが大切です。
フロート(浮き球)の不具合

トイレのタンクに水がたまらない原因の1つに、フロート(浮き球)の不具合があります。フロートは、水のレベルを検知してタンク内の水位を調整するために重要です。不具合が起きると、トイレの水が流れないなどの影響を及ぼします。
フロートの不具合の原因は、以下のとおりです。
- フロートが水のレベルに合わせて上下しない
- フロートに水が入り、沈んでしまう
- 接続アームが曲がっているまたは破損している
- フロートの調整ネジの不具合で水位調整ができない
- フロートとバルブの間に異物が挟まって動きを妨げている
- フロートの材質劣化による浮力が低下している
- フロートの動きを制御するメカニズムが故障している
フロートの不具合が生じたら、早めの調整や交換が必要です。トイレの水が流れないと日常生活に支障をきたすため、異常を感じたら迅速に対応しましょう。
ボールタップの故障

トイレのタンクに水が上手くたまらない場合、ボールタップの故障が考えられます。ボールタップはタンク内の水位を一定に保つために水の流れをコントロールする重要な部品です。
故障が起きると、フロート(浮き球)が機能せず水位を制御できなくなることや、バルブが完全に閉じず漏水が発生します。経年劣化によって、部品が摩耗したり水質の影響でボールタップの動きが固くなったりすることも原因です。
内部のゴムパーツが硬化または破損し、水密性が損なわれることもボールタップ故障の原因になります。ボールタップが故障した場合は、早急に修理や交換が必要です。
給水管の問題

トイレのタンクに水がたまらない問題は、給水管にも原因があります。給水管は家庭で頻繁に使用する水まわりの設備です。給水管が正しく機能していないと、水がタンクに適切に供給されないためトイレの水を流せません。
給水管が原因で水がたまらない理由は、以下のとおりです。
- 給水管に亀裂や破損がある
- 給水管の接続部分が緩んでいる
- 錆や腐食により給水管が詰まって水の流れが悪くなる
- 施工不良による給水管の曲がりや折れで水流が阻害される
- 給水管内に異物が詰まることで水の供給が妨げられる
給水管の問題を放置すると、水漏れによる水道料金の増加や家屋が水浸しになるリスクが高まるため、チェックしてください。
フィルターやストレーナーの目詰まり
フィルター図解


止水栓ストレーナー図解
開閉工具で止水栓を右(時計まわり)にまわし、水を止めます。

開閉工具で、フィルターのふたを左(反時計まわり)にまわして取り外します。

ウォシュレットストレーナー図解
開閉工具で止水栓を右に(時計まわり)にまわし、水を止めます。

給水フィルター付水抜栓をマイナスドライバーで左(反時計まわり)にまわしてゆるめた後、引っ張ってはずします。
※機種によってフィルターの位置は異なります。「取扱説明書」にてご確認お願いします。

フィルターやストレーナーの目詰まりは、トイレのタンクに水がたまらない原因になります。目詰まりの原因は、水道水に含まれる以下の成分です。
- 細かい粒子
- 砂
- 錆
目詰まりが発生するとトイレタンクへの水供給が不足し、タンクに水が満たされるのに時間が掛かります。
フラッパーゴム(フロートバルブ)の劣化

フラッパーゴムはトイレのタンク内で水の密閉を保つため重要です。しかし時間とともに劣化が進み、硬化や収縮、ひび割れなどが発生します。フラッパーゴムの劣化が進むと、水漏れや水がタンクにたまらなくなります。
定期的なメンテナンスが行われていない場合、劣化はさらに速く進みます。見た目にも明らかに古くなったフラッパーゴムの場合、交換が最も効果的な解決策です。フラッパーゴムは、紫外線や洗剤などの化学薬品の影響によっても劣化します。
トイレの水の流れをコントロールする上で、フラッパーゴムは欠かせません。目視でもいいのでゴムパッキンの状態を常に確認し、良い状態をキープしてください。
フラッパーゴムを触ってみて手に黒いものが付くようなら交換してください。

オーバーフロー管の破損

トイレのタンク内で水がたまらない一因は、オーバーフロー管の破損です。タンク内の水位が異常に高くなると、オーバーフロー管を通じて水が外に漏れ出します。
オーバーフロー管が破損していると、水がタンク内にたまらず水位を保持できません。破損したオーバーフロー管は、水圧に耐えきれずにタンクからの水漏れや浸水といった深刻なトラブルにつながります。
レバーハンドルの故障

レバーハンドルの故障は、トイレのタンクに水がたまらないため重要です。レバーハンドル自体が動かなければ、トイレの水が流せないため使用できなくなります。
レバーハンドルが故障する原因は、以下のとおりです。
- 内部の接続部品の破損
- レバーハンドルの緩みや脱落
- 長期間の使用による部品の摩耗
- ばねの劣化
- 水漏れや錆による固着
ロータンクの蓋を外してクサリが外れていたり切れてないかチェックしてください。はずれていたらつけ直してください。切れていたらクサリだけ交換することもできますが、クサリが切れるほど経年劣化しているのであれば排水用の浮きゴム(フラッパーゴム)もセットで交換をお勧めします。

クサリが切れたときの応急処置
とりあえず、ビニールのヒモを浮きゴム(フラッパーボム)に通して洗浄レバーとつなげれば緊急修理完了
ビニールのヒモに少し余裕をもたすのがコツです。

便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)の経年劣化




接続パッキンの経年劣化が漏水の原因です。このパッキンが劣化すると、水が漏れ出し、床が濡れることがあります。適切な対策を行えば、漏水を防ぐことが可能です。
接続パッキンは便器とロータンクを密着させる重要な役割を果たします。しかし、時間が経つとゴムが硬化し、弾力性が失われてしまいます。その結果、隙間ができ、水が漏れ出すのです。
トイレのタンクに水がたまらないときの対処法

トイレのタンクに水がたまらない時はいくつかの原因が考えられます。水がたまらないときの対処法は、以下のとおりです。
- 止水栓を確認する
- フロート(浮き球)を調整または交換をする
- ボールタップの修理または交換をする
- 給水管の確認または修理をする
- フィルターやストレーナーを清掃する
- フラッパーゴム(フロートバルブ)を交換する
- ゴムパッキンを交換する
- オーバーフロー管の修理または交換をする
- レバーハンドルの修理または交換をする
- 便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)を交換する
止水栓を確認する

トイレのタンクに水がたまらない場合は、止水栓を確認してください。止水栓は、トイレに水を供給する重要な部品です。止水栓が正しく機能していないと、水がタンクに流れ込まず、トイレが使えなくなります。
止水栓の確認方法は、以下のとおりです。
- 止水栓が完全に開いているかを確認する
- 止水栓が固着していないかをチェックする
- 止水栓から水漏れがないかを目視で確認する
- 止水栓をゆっくりと閉じてから再び開いて流れを確かめる
- 止水栓のバルブやハンドルに損傷がないか確認する
- 止水栓が閉じている場合はゆっくりと開放し、水の流れを回復させる
止水栓をしっかりと確認することで、トイレのタンクに水がたまらない問題を解決できます。
フロート(浮き球)を調整または交換をする

トイレのタンクに水がたまらない場合、フロート(浮き球)の不具合が原因の1つです。フロートは水位を感知して給水を制御する重要な部品で、正しい水位を保つためにはフロートの位置を調整する必要があります。
フロートの問題を確認する方法は、以下のとおりです。
- フロートの位置を調整して水位を正しい高さに保つ
- フロートの動きがスムーズかを確認する
- フロートに引っかかりがあれば清掃または修正する
- フロートが損傷している場合は新しいものと交換する
- フロートの位置を調整ネジや調整アームで微調整する
- フロートの交換時には、タンク内の給水システムと互換性がある部品を選ぶ
フロートの問題を解決することで、トイレのタンクに適切な水位を保てます。適正な水位の維持は、トイレの使用に欠かせない要素です。
【トイレトラブル】トイレの水が止まらない!ボールタップ調整・水漏れ修理・トイレの構造紹介
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ボールタップの修理または交換をする


トイレのタンクに水がたまらない場合は、ボールタップの修理または交換を検討してください。ボールタップが故障していると、水が適切に補給されない可能性があります。
ボールタップの問題かどうかを確かめる方法は、以下のとおりです。
- ボールタップの状態を目視で確認する
- 水漏れや損傷があるかどうかを確認する
- ボールタップのネジ接続部分にゆるみがないかチェックする
- 給水ラインとボールタップの接続部分の水密性をテストする
- ボールタップのフロート(浮き玉)が正しく水位に合わせて動くか確認する
- フロートが水面に沈んでいないか確認する
- 水位が適切に調整されているか検証する
- フロートアームに曲がりや損傷がないか調べる
ボールタップが故障や損傷している場合の対処法は、以下のようになります。
- 故障が見られる場合は、ボールタップの交換を検討する
- 交換する場合は適切な型番やサイズのボールタップを選ぶ
- 水を止め、タンク内の水を抜いてから取り外す
- 新しいボールタップを設置する際は、説明書に従って正しく設置する
- 設置後、水漏れがないか慎重にチェックする
- ボールタップの機能と水位調整を確認する
- 不安な場合や修理が難しい場合は、専門の配管工に相談する
便器内の水もれ修理①~ボールタップの交換/SANEI KS-21-2
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給水管の確認または修理をする

トイレのタンクに水が貯まらない問題を解決するためには、給水管の確認や修理が非常に重要です。給水管は水をトイレのタンクに運ぶ役割があり、給水管に問題があると水の流れが悪くなります。
給水管が原因かどうかを確認するポイントは、以下のとおりです。
- 給水管の見た目に明らかな損傷がないか確認する
- 給水管の接続部分が緩んでいないかチェックする
- 給水管の接続部分が漏れていないかチェックする
- 腐食や詰まりがないか給水管を検査する
給水管が問題だった場合の対処法は、以下のとおりです。
- 必要に応じて給水管をクリーニングする
- 修理不可能な場合は給水管を交換する
- 専門の配管工による点検を依頼する
給水管の定期的に点検することで、トラブルを未然に防げます。トイレの状態を良好に保つために、給水管の状態には常に注意を払いましょう。
フィルターやストレーナーを清掃する

トイレのタンクに水がたまらない原因の1つに、フィルターやストレーナーの目詰まりがあります。目詰まりが起こると水の流れが悪くなるため、定期的な清掃が重要です。
フィルターやストレーナーの清掃方法は、以下のとおりです。
- タンクの水を止めてから作業を行う
- フィルターとストレーナーを取り外し、軽いブラシや水で汚れを洗い流す
- 強い洗剤や硬いブラシは材質を傷つける可能性があるため避ける
- 再び取り付ける前には、破損や異常がないか確認する
- 清掃後は正しく組み立てて水の流れを確認する
フラッパーゴム(フロートバルブ)を交換する

フラッパーゴムの劣化が原因でタンク内の水が漏れたり、うまくたまらなかったりすることがあります。フラッパーゴムを交換することで、これらの問題を解決できます。
フラッパーゴム(フロートバルブ)を交換する方法は、以下のとおりです。
- 水の供給を止める:まず、トイレの止水栓を閉じて水の供給を止めます。
- タンクの蓋を外す:タンクの蓋を外して中のフラッパーゴムを確認します。
- 古いフラッパーゴムの取り外し:古いフラッパーゴムを慎重に取り外します。取り外す際には、ゴムが劣化して破れやすいので注意が必要です。
- 新しいフラッパーゴムの取り付け:新しいフラッパーゴムを取り付けます。取り付ける際には、ゴムの位置をしっかりと確認し、漏れがないようにしっかりと取り付けます。
- タンクの蓋を戻す:タンクの蓋を元に戻し、止水栓を開けて水の供給を再開します。
フラッパーゴムの選び方
フラッパーゴムを選ぶ際は、以下のポイントに注意してください。
- サイズ:トイレのメーカーと型番に合ったサイズを選びます。
- 材質:耐久性の高いゴム素材のものを選びましょう。
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ゴムパッキンを交換する


ゴムパッキンを交換することで、トイレのタンク内で水漏れを防げます。ゴムパッキンが劣化すると水が適切に止まらない問題が発生します。
ゴムパッキンの交換方法は、以下のとおりです。
- 必要な工具と新しいゴムパッキンを用意する
- 止水栓を閉めて水を止める
- タンク内の水を抜く
- 古いゴムパッキンを取り外す
- 新しいゴムパッキンに交換する際の注意点を確認する
- 新しいゴムパッキンを正しく取り付ける
- 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
- 水が問題なくたまるか再度チェックする
オーバーフロー管の修理または交換をする

トイレのタンクに水がたまらない場合は、オーバーフロー管の問題が挙げられます。オーバーフロー管はタンク内の余分な水を排出する役割があり、破損や亀裂が原因で水漏れを起こします。
オーバーフロー管の修理や交換方法は、以下のとおりです。
- オーバーフロー管に損傷がないか目視で確認する
- 破損や亀裂があれば、新しいオーバーフロー管に交換する
- 亀裂が小さい場合は、接着剤やシーラントで修理する
- 新しい管のサイズがタンクに合っていることを確認する
- 適切な工具を使用し、管がしっかり固定されていることを確かめる
- 修理後、タンクに水が適切にたまるかテストする
正しい手順で行うことでオーバーフロー管の問題が解消され、トイレのタンクに水がしっかりとたまります。
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レバーハンドルの修理または交換をする


トイレのレバーハンドルが正常に機能しないと、タンクに水がたまらない問題が生じます。レバーハンドルの動きが硬くなったり、まったく動かなくなったりした場合は修理や交換が必要です。
レバーハンドルを修理するには、最初にハンドルがスムーズに動くか確認してください。動きが悪い場合は、障害物の除去や接続部分の緩みをチェックする必要があります。改善が見られない時は、新しいレバーハンドルへの交換が必要です。
交換時には、トイレタンクに適合するレバーハンドルを選んでください。作業を始める前には、水の供給を停止作業終了後には水漏れがないかを確認することが大切です。
便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)を交換する

便器とロータンクの隙間から水が漏れていたら、便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)の交換を検討してください。
- パッキンの確認
- パッキンが硬化してひび割れている場合、交換が必要です。便器とロータンクの隙間から水漏れしていないか確認しましょう。
- 交換作業
- 交換用のパッキンはホームセンターなどで購入できます。交換手順は以下の通りです。
接続パッキンの交換方法
- 水の供給を止める:止水栓を閉じて、トイレのタンクに水が供給されないようにします。
- ロータンクの水を抜く:レバーを回して、たまっている水を流して下さい。
- ロータンクの取り外し:タンクと便器を固定しているボルトを外し、ロータンクを持ち上げて取り外します。
- 古いパッキンの取り外し:古いパッキンを取り外し、新しいパッキンを取り付けます。
- ロータンクの再取り付け:ロータンクを便器に戻し、ボルトで固定します。
- 水の供給再開:止水栓を開けて、水の供給を再開します。
パッキンの選び方
パッキンを選ぶ際は、以下のポイントに注意してください。
- サイズ:トイレのメーカーと型番に合ったサイズを選びます。
- 材質:耐久性の高いゴム素材のものを選びましょう。

トイレ密結パッキン交換(カクダイ 9476A)
水道修理屋Water repair shop
自分で修理を始める前に押さえたいポイント

トイレのタンクに水がたまらず困っている方の中には、「本当に自分で直せるのか」「どのくらい費用がかかるのか見当がつかない」と不安を抱えている方も多いでしょう。そこで本記事では、DIY修理に必要な準備のチェックポイントをわかりやすくまとめました。
- DIY修理をする前に確認したい5つの項目
- 修理前に確認すべき重要ポイント
- 部品選びのコツと購入時の注意点
- DIYでかかる主な費用と相場観
DIY修理をする前に確認したい5つの項目
「DIYで直せるかも」と思っていても、事前準備を怠るとトラブルが長引くことがあります。以下のチェックリストを参考に、しっかりと準備を整えてから作業に取りかかりましょう。
- メーカーと型番を事前に把握する
- タンクや便器のフタの裏側、側面などに記載されている場合があります。交換部品を手配するためにも、まずは確認が必須です。
- 必要な工具の準備
- モンキーレンチやドライバー(プラス・マイナス)、ペンチ、軍手などが基本的な工具。作業をスムーズに行うためにも、あらかじめ揃えておきましょう。
- 交換パーツの特定と用意
- ボールタップ、フロートバルブ(フラッパー)、ゴムパッキンなど、劣化が疑われる部品をチェックしておきます。ホームセンターやネットショップで機種に合ったものを手に入れましょう。
- 水回り用の備品を用意
- 水がこぼれる可能性を考え、バケツや雑巾などを用意しておくと安心です。
- 水道の元栓の確認
- 修理中に水が漏れないよう、事前に水道の元栓の位置を確認しておきましょう。作業を始める前に、必ず元栓を閉める手順を確認しておきましょう。
修理前に確認すべき重要ポイント
作業をスムーズに進めるために、以下の項目を必ず押さえておきましょう。
メーカー・型番の再確認
似ているようで、メーカーや型番ごとに採用されている部品は異なります。タンクや便器内に型番のシールが貼られているケースが多いので、要チェックです。
部品の状態をしっかり確認
ボールタップやフロート、ゴムパッキンなどにサビやひび割れがないか目視でチェックします。修理だけではなく、交換が必要なことも少なくありません。
止水栓が正常に稼働するか
水を止めるための止水栓が固着していると、作業中に水を止められず大惨事になる可能性も。事前に動作確認しておきましょう。
他の箇所からの水漏れや異音がないか
床や壁の配管など、トイレ本体以外の場所にもトラブルが潜んでいないか確認してから作業を開始します。
部品選びのコツと購入時の注意点

対応機種の確認を怠らない
とくにボールタップやフロートバルブは機種専用設計になっていることが多いです。適合機種を間違えないようにしましょう。
純正品もしくは対応品がベター
互換品は安価ですが、わずかな寸法の違いでうまく動作しない事例もあります。DIY初心者の方は純正品や対応を明言している部品を推奨します。
セット部品の利用も検討
フロートバルブ一式やパッキン類などをまとめて交換できる“セット”もあります。ミスマッチを減らし、一気にトラブルを解決できるのが利点です。
DIYでかかる主な費用と相場観
DIYでの修理には部品代のみがかかるため、業者に依頼するよりもコストを抑えられます。以下が一般的な部品交換の費用相場です。
部品名 | 費用相場 |
ボールタップ | 約1,500円~3,000円 |
フロートバルブ(フラッパーゴム) | 約500円~2,000円 |
レバーハンドル | 約1,000円~3,000円 |
排水弁セット | 約2,000円~5,000円 |
便器とタンク接続パッキン | 約500円~1,500円 |
合計費用の目安
すべての部品を交換する場合、5,000円~15,000円程度が相場です。業者に依頼すると追加で作業費用がかかるため、費用を抑えたい場合はDIY修理を検討すると良いでしょう。
業者選びの極意

トイレのタンクに水がたまらない場合、自分で修理できるか判断し、必要に応じて業者に依頼することが重要です。この記事では、DIYで対処できる範囲と業者に依頼すべきケース、適切な業者の選び方、修理費用の目安について詳しく解説します。
- DIYで対処できる範囲と、業者へ依頼すべきケース
- DIYが不安なときに検討したい「業者選びのポイント」
- 業者依頼時の費用目安
DIYで対処できる範囲と、業者へ依頼すべきケース
DIYで対処できるトラブル
以下のような簡単な確認や調整であれば、自分で対応可能です。
- 止水栓の確認
- 止水栓が閉まっていると水が供給されません。開けて確認してみましょう。
- 浮き球(フロート)の調整
- 浮き球が適切に動作していないと水がたまりません。高さを調整することで解決する場合があります。
- 給水フィルターの清掃
- タンク内の給水フィルターが詰まっていると水が流れません。フィルターを取り外して掃除してみましょう。
- ボールタップの調整
- ボールタップが正常に作動しないと水が供給されません。ネジを調整したり、軽く掃除することで改善することがあります。
業者に依頼すべきケース
以下のようなトラブルは専門知識が必要なため、業者への依頼を検討しましょう。
- タンクの破損や大きなひび割れ
- ひび割れや破損がある場合、水漏れの原因になります。早めに業者へ相談しましょう。
- 水道管の凍結や損傷
- 特に冬場、配管の凍結や破損により水が供給されない場合、業者の対応が必要です。
- 部品交換が必要な場合
- ボールタップやフロートバルブなどの交換が必要で、作業に自信がない場合は業者に依頼するのが安全です。
- 専門工具が必要な作業
- 一部の修理では専用の工具が必要になるため、プロに任せた方が確実です。
DIYが不安なときに検討したい「業者選びのポイント」

修理を依頼する際は、以下のポイントを基準に信頼できる業者を選びましょう。
- 水道局指定工事店であるか確認
指定工事店であれば、一定の基準を満たした業者であるため安心です。 - 会社情報が明確かチェック
公式サイトに住所や会社概要がしっかり記載されているか確認しましょう。 - 口コミや評判を調べる
GoogleレビューやSNS、口コミサイトで評価を確認し、悪評が多くないかチェックしましょう。 - 見積もりを取る
複数の業者に問い合わせ、作業内容と料金を比較することで適正価格を把握できます。 - 対応スピードの確認
急を要する場合は、24時間対応や即日対応可能な業者を選ぶと安心です。
業者依頼時の費用目安
修理の内容によって費用は異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
修理内容 | 費用相場 |
軽度のトラブル対応(フィルター清掃など) | 約5,000円~10,000円 |
ボールタップ・フロートバルブ交換 | 約8,000円~15,000円 |
タンクの部品交換(タンクを外さない場合) | 約8,000円~12,000円 |
タンクの着脱を伴う修理 | 約11,000円~30,000円 |
水道管の凍結や破損対応 | 約15,000円~50,000円 |
タンク全体の交換 | 約30,000円~100,000円 |
※料金は業者や地域によって異なるため、必ず見積もりを取って確認しましょう。
まとめ

トイレのタンクに水がたまらない問題は、タンク内の部品の故障や不具合が原因のことが多いです。トイレのタンクに水がたまらない原因は、以下のとおりです。
- 止水栓の問題
- フロート(浮き球)の不具合
- ボールタップの故障
- 給水管の問題
- フィルターやストレーナーの目詰まり
- フラッパーゴム(フロートバルブ)の劣化
- ゴムパッキンの劣化
- オーバーフロー管の破損
- レバーハンドルの故障
- 便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)の劣化
トイレのタンクに水がたまらない原因を解決するためには、以下のように対処してください。
- 止水栓を確認する
- フロートを調整または交換をする
- ボールタップの修理または交換をする
- 給水管の確認または修理をする
- フィルターやストレーナーを清掃する
- フラッパーゴム(フロートバルブ)の交換
- ゴムパッキンを交換する
- オーバーフロー管の修理または交換をする
- レバーハンドルの修理または交換をする
- 便器とロータンクの接続パッキン(密着パッキン)を交換する
早めの対応と定期的なメンテナンスにより、突然の水まわりのトラブルにも迅速に対応でき、安心して生活を送れます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。感謝!!