水漏れしているエアコンを使い続けるとどうなる?リスクと応急処置の方法を解説

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水漏れしているエアコンを使い続けるとどうなる?リスクと応急処置の方法を解説

エアコンから水漏れが発生すると、どのように対処すればいいか戸惑う方も多いです。本記事では、水漏れのリスクや原因、対処法について解説します。記事を読めば、自分でできる応急処置や専門業者に依頼する際のポイント、水漏れの予防方法がわかります。

水漏れしているエアコンを使い続けると、本体や壁・床などへのダメージが大きいです。エアコンの水漏れへの対処法を知って、快適に使い続けましょう。

水漏れしているエアコンを使い続けるリスク

水漏れエアコン

水漏れしているエアコンを使い続けると、さまざまなリスクが生じます。主なリスクは以下のとおりです。

  • エアコン本体への影響
  • 壁や床へのダメージ
  • カビや雑菌の繁殖

エアコン本体への影響

エアコン内部に水が浸入すると、電子部品がショートしやすくなり、故障のリスクが高まります。電子部品のショートによる故障は、通常よりも高額な修理費用がかかる可能性が高いです。水分がエアコンの蒸発器コイルにたまるとさびや腐食が進み、冷却効率が低下します。

湿度が上がると、エアコン内部がカビやバクテリアの温床となり、健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。長期的な水漏れはエアコンの寿命を縮め、交換が必要になるリスクが高まるため、早めの対策が重要です。

壁や床へのダメージ

床壁ダメージ

水漏れが壁や床に浸透すると、膨張や割れが発生し、修復費用がかさむ可能性があります。早めに対処することで、大きな損傷を防げます。具体的なダメージは、以下のとおりです。

  • フローリング:剥がれや反り
  • 壁紙やペイント:剥がれや変色

壁や床へのダメージは見た目だけでなく、建物の構造そのものにも影響を及ぼす可能性があります。水漏れを長期間放置すると修理費用が高額になるだけでなく、建物の耐久性も損なわれるため、早めの対処が必要です。

カビや雑菌の繁殖

カビ

水漏れで湿度が上がると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。エアコン内部で発生したカビの胞子が室内に拡散し、空気が汚染され健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。雑菌も増殖しやすくなり、アレルギー反応や呼吸器系の疾患が悪化するリスクも高まるため、注意が必要です。

カビや雑菌の繁殖は悪臭の原因にもなります。居住空間の快適さを損なうため、エアコンの適切な管理とメンテナンスが重要です。
» エアコンの寿命や買い換えの判断ポイントを解説!

エアコンの水漏れの原因

アイキャッチ

エアコンの水漏れは、内部のメンテナンス不足や部品の損傷によって引き起こされる場合が多いです。水漏れの原因には、以下が挙げられます。

  • ドレンホースの詰まり
  • フィルターの汚れ
  • エアコン内部の損傷や劣化

ドレンホースの詰まり

ドレンホースは、エアコン内で発生した結露水を外部に排出する部品です。ホース内にゴミやホコリがたまると、水の流れが悪くなります。汚れが進行すると詰まりが発生し、エアコンからの水漏れが起こります。高湿度やホコリの多い環境では、詰まりが発生しやすいため、特に注意が必要です。

ドレンホースの定期的な清掃や点検により、エアコンの効率を維持できます。無駄な修理コストの削減も可能です。エアコンの使用頻度が高まる季節の変わり目や夏前にチェックしましょう。
» ドレンホースを自分で掃除する方法を徹底解説!

フィルターの汚れ

日常

エアコンのフィルターが汚れると、空気の流れが悪くなり、冷却効果が低下します。エアコンが必要以上にエネルギーを消費するため、電力使用量が増加する要因です。汚れたフィルターは冷却コイルに氷を付着させやすくし、氷が溶けた際に水漏れを発生させます。

定期的にフィルターを清掃すると、エアコン本体の寿命を延ばし、エネルギー効率の向上が可能です。フィルターが極端に汚れている場合は、エアコンの故障や機能停止のリスクが高まるため、早めに清掃してください。
» エアコンフィルターの掃除方法と注意点を解説

エアコン内部の損傷や劣化

NG

エアコン内部の部品が劣化すると、正常に機能しなくなり、水漏れが発生します。内部部品の不具合の例は、以下のとおりです。

  • コンデンサーの腐食や損傷
  • 冷媒の漏れ
  • ブロアファンの劣化や破損
  • 電気的な接触不良
  • 絶縁体の劣化

部品に問題が発生すると、冷却効果が低下し、余計なエネルギーを消費します。内部の水が適切に処理されず、水漏れが発生します。エアコンを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスと早期の修理が重要です。
» エアコンから水漏れする原因と清掃方法を解説

水漏れが起きる前に知っておきたいポイント

部屋に合ったエアコンを選び、ランニングコストを抑える

エアコンの水漏れは突然発生しやすく、放置すると室内環境の悪化や電気系統のトラブルにつながります。しかし、事前に適切な対策を講じることで、大きな問題を未然に防ぐことが可能です。この記事では、日常のセルフチェック方法や室外機の管理、万が一の際の対応策、さらに保険や保証の活用について詳しく解説します。

  • 日常で気をつけるべきセルフチェックポイント
  • 室外機周辺の管理
  • 大きなダメージが疑われる場合の対処法
  • 保険や保証は使えるの?

日常で気をつけるべきセルフチェックポイント

エアコンの水漏れを防ぐために、以下のポイントを定期的にチェックしましょう。

フィルターの清掃
フィルターの目詰まりは冷却効率の低下や結露の原因になります。2週間に1回を目安に掃除機や水洗いで清掃しましょう。
ドレンホースの点検
ドレンホースが詰まると排水ができず、水漏れの原因となります。ホース内に汚れが溜まっていないか確認し、必要ならばエアダスターや細いブラシで清掃しましょう。
異音や異臭の確認
エアコン運転中にカラカラ音やカビ臭がする場合、内部でトラブルが発生している可能性があります。早めに点検を行いましょう。
壁や床の湿気確認
エアコンの設置場所周辺の壁や床に水染みがないか確認し、異常があれば対処を検討しましょう。

室外機周辺の管理

ドレンホースの位置を特定する

室外機の管理を怠ると、排水不良による水漏れや、エアコンの効率低下につながります。適切な管理を行うことで、エアコンの性能を維持し、水漏れのリスクを軽減できます。

室外機の周囲には、落ち葉やゴミが溜まりやすく、これが排水口を塞ぐことがあります。特に、強風が吹いた後や秋の落ち葉が多い時期には注意が必要です。定期的に室外機の周りを掃除し、異物を取り除きましょう。

また、室外機の設置場所にも気を配ることが重要です。傾いていると、内部の排水がスムーズに行われず、水が溜まる原因になります。水平に設置されているかを確認し、必要に応じて調整を行いましょう。

注意ポイント

エアコンの水漏れは室内機だけでなく、室外機の設置環境にも大きく影響を受けます。特に以下のポイントに注意しましょう。

通気スペースの確保
室外機の周囲には最低でも数十センチのスペースを確保しましょう。周りに物が密集すると、熱交換効率が低下し、内部の湿気が溜まりやすくなります。
水たまりを放置しない
室外機の下に水たまりができると、部品の腐食やサビの原因になります。排水の流れを確認し、定期的に清掃しましょう。

大きなダメージが疑われる場合の対処法

水漏れが発生した場合は、迅速に以下の対応を行いましょう。

  1. エアコンの電源を切る
    水漏れが続く場合、漏電のリスクを避けるためにブレーカーを落としましょう。
  2. 漏れた水を拭き取る
    水が床や家具に浸透するのを防ぐため、タオルや雑巾で素早く拭き取りましょう。
  3. ドレンホースの確認
    詰まりが原因の可能性があるため、ホースの排水状況をチェックし、汚れがある場合は清掃しましょう。
  4. 専門業者に連絡
    水漏れが収まらない場合や内部の故障が疑われる場合は、すぐに専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

保険や保証は使えるの?

保証内容

エアコンの水漏れが原因で家具や床に被害が出た場合、保険や保証が適用される可能性があります。

メーカー保証
購入から1年以内(または延長保証期間内)であれば、無償修理が可能な場合があります。保証書を確認しましょう。
家財保険・火災保険
家財や建物への損害が発生した場合、保険で補償されることがあります。契約内容を確認し、必要ならば保険会社に相談しましょう。
住宅設備保証
賃貸住宅や新築住宅の保証内容によっては、エアコンの修理費用が補償されることもあります。不動産管理会社や販売業者に確認してみましょう。
修理保証サービス
家電量販店の長期保証に加入している場合、修理費用がカバーされることがあります。
保険の種類適用範囲
火災保険・家財保険建物の水濡れ損害を補償
個人賠償責任保険下の階へ被害が及んだ場合の補償
メーカー保証・延長保証エアコン本体の故障時の修理対応

保険適用には事前に契約内容を確認し、被害発生時には速やかに保険会社へ連絡しましょう。

ポジ ティブオ
ポジ ティブオ

エアコンの水漏れは、日々のセルフチェックや定期的なメンテナンスによって予防することが可能です。万が一のトラブル発生時には、迅速な対応と適切な専門業者への依頼が重要です。また、保険や保証を活用することで、修理費用の負担を軽減できる可能性もあります。

エアコンから水漏れしたときの応急処置

デメリット

エアコンから水漏れが発生した場合、速やかな対処が必要です。適切な措置を講じれば、水漏れによる影響を最小限に抑えられます。自分でできる応急処置は、以下のとおりです。

  • 水漏れ部分の特定
  • 水漏れの止め方
  • 拭き取り作業
  • ドレンホースの応急的な掃除方法

水漏れ部分の特定

特定

水漏れ部分の特定は、迅速な修理とエアコンの健全な状態を維持するために重要です。水漏れ部分を特定する際は、エアコンの外部と内部を視覚的に確認します。水滴が目に見える場所を探し出し、どこから水が漏れているのかを特定しましょう。

エアコンのフロントパネルを開けて、内部のコンデンサーや配管周辺に水漏れがないかを検査します。普段見えにくい部分にも水漏れがないか入念に確認してください。ドレンパン(水受け皿)があふれていないかや、排水路が詰まっていないかを確認します。水漏れの多くはドレンパン周辺が原因です。

エアコンが正常に機能していない場合、水漏れのリスクが高まります。ドレンホースの接続部分やホース全体に、亀裂や緩みがないかも確認してください。エアコンを稼働させ、動作中に異常音(水が滴る音など)がしないかを確認しましょう。異常音がする場合、内部で水が適切に排出されていない可能性があります。

水漏れの止め方

水漏れを停止する際には、エアコンの主電源をオフにして安全を確保してください。作業中の安全を保つとともに、さらなる損傷を防ぐために重要です。水漏れの原因がドレンホースの詰まりであれば、ホースの端を軽く押して水の流れを確認します。ドレンパンが汚れている場合は、汚れを取り除いて水の流れを改善しましょう。

自分でできる対処方法で水漏れが止まらない場合には、専門の修理業者への依頼を検討してください。

拭き取り作業

エアコンからの水漏れが発生した際は、床や家具の拭き取り作業が重要です。水が放置されると、木材の腐食やカビの発生につながる可能性があるため、速やかな対応が欠かせません。吸水性の高いタオルや布を使って、床や家具の表面を丁寧に拭き取ります。

電子機器や電源周辺に水が入ると故障の原因になります。慎重に水分を取り除いてください。拭き取り作業の後は、湿気がこもらないよう窓を開けて換気し、早く乾燥させましょう。定期的に拭き取った部分を確認し、再び湿っていないかをチェックすると、二次的な被害やカビの発生を防げます。

ドレンホースの応急的な掃除方法

掃除

エアコンの水漏れの多くは、ドレンホースの詰まりが原因です。家庭にある道具で応急的な掃除をすると、一時的に水漏れを解決し、専門業者の修理を待つ間も安全にエアコンを使用できます。掃除の手順は以下のとおりです。

  1. エアコンの電源をオフにする
  2. ドレンホースの接続部分を確認する
  3. 結束バンドやクリップを外してホースを取り出す
  4. ホース内部を丁寧に掃除する
  5. 掃除後、ホースを元の位置に戻す
  6. エアコンを再起動する
  7. 水漏れが止まっているかを確認する

ホース内部を掃除する際は、長いワイヤーや専用のクリーニングブラシを使用すると、汚れやゴミを効果的に除去できます。ホースが外れない場合は、ホースの端にバケツや容器を置き、水を流し込んで内部の汚れを排出させましょう。

エアコンドレーンホース掃除

エアコンの水漏れ修理を業者に依頼するときのポイント

プロ

エアコンの水漏れを発見した際には、迅速な対応が必要です。修理を専門業者に依頼する際には、以下のポイントを押さえると、問題を効果的に解決できます。

  • 修理業者の選び方
  • 修理費用の相場
  • 修理を依頼するときの注意点

修理業者の選び方

リフォーム会社選定

修理業者を選ぶ際には、業者の評判や口コミを確認しましょう。サービスを利用した人の意見は、業者の信頼性やサービスの質を判断するうえで有益な情報源です。業者が適切な資格や認定を持っているかも確認してください。資格があると業者の技術力や専門知識の証明になるので、安心して任せられます。

複数の業者から見積もりを取り比較しましょう。サービス内容も詳しく比較すると、最もコスト効率の良い業者を選べます。緊急で修理が必要な場合は、迅速な対応が可能な業者を選ぶ必要があります。

保証やアフターサービスが充実した業者を選ぶと、修理後のトラブルにも対応してもらえるため、より安心です。地元の業者を選ぶのも選択肢の一つです。地域に詳しい地元の業者であれば、迅速な対応が期待できます。

修理費用の相場

費用
水漏れ修理費用

一般的な水漏れ修理の場合、費用は5,000~20,000円程度が目安です。高度な修理や部品の交換が必要な場合は、20,000円を超える場合もあります。エアコンのモデルや年式によっても修理費用は異なるため、見積もりの取得をおすすめします。

軽微なメンテナンスや清掃の場合は、3,000~10,000円程度の費用が一般的です。地域や業者によって料金に差が生じる場合も多いため、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。事前に費用の相場を把握しておくと、無駄な出費を避けられ、適切なサービスを選択できます。

上記料金には主に以下の要素が含まれます。

  • 作業費用
  • 出張費
  • 部品代(必要に応じて)

また、場合によっては追加料金が発生することがあります。

  • 点検料:おおよそ3,000円~3,500円
  • 駐車料金:業者が有料駐車場を利用する際に加算されることがあります

最終的な費用は水漏れの原因や具体的な状況によって異なります。

  • ドレン管の詰まりによる水漏れは簡単に対応できることが多く、比較的安価で済む場合が多い

  • ドレンパンの清掃が必要なケースでは、エアコンのオーバーホールが必要となり、やや高額になる可能性があります

特に注意が必要なのは、極端に安価または高額な見積もりを提示する業者です。基本料金を低く見積もり、後から部品代や追加費用で高額請求をする悪質な業者も存在するため、信頼できる適正価格の業者を選ぶことが重要です。

なお、エアコン修理の相場はおおよそ5,000円~20,000円とされ、この範囲内であれば一般的な価格と言えるでしょう。

修理を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、料金体系や追加費用の有無をしっかり確認することをお勧めします。

ポジ ティブオ
ポジ ティブオ

業者選びでは複数の見積もりを取って比較検討することが重要!

修理を依頼するときの注意点

水漏れ予防

修理を依頼する際は、修理業者を慎重に選定する必要があります。業者の評判やレビューを調べ、信頼性のあるサービスを提供しているかの確認が大切です。見積もりの事前確認も欠かせません。明確な見積もりを受け取り、追加料金が発生しないか確認すると、予想外の費用を防げます。

修理が完了した後は、作業内容の説明をしっかり聞きましょう。保証期間や保証内容を書面で受け取ると、万が一のトラブルが発生した場合も安心です。可能であれば複数の業者から見積もりを取り比較検討すると、適切なサービスを受けるのに役立ちます。
»水まわりのトラブルとは?対処法と業者選びのポイントを解説

業者選びの注意点

かなり安い見積もり
基本料金だけを安く見積もり、後から部品代や出張費で高額請求をする可能性があります。
高額な見積り
相場よりも高い見積りをする業者は悪徳である可能性が高い。
追加作業の要求
最初の見積りにない作業を途中から要求してくる業者もあるので注意が必要

修理を依頼する際のアドバイス

  1. 複数の業者からの見積りを取る
  2. 料金体系や追加料金の有無をしっかり確認
  3. 修理内容と費用の詳細な説明を求めましょう
  4. 作業前に納得できない場合は、キャンセルも検討

エアコンの水漏れを予防する方法

エアコンの水漏れを予防すると、エアコンをより長く快適に使用できます。水漏れはエアコンの効率を下げるだけでなく、修理費用がかかるため、日頃の予防措置が重要です。水漏れを予防する方法は、以下のとおりです。

  • ドレンホースの定期点検
  • エアコンフィルターの清掃
  • 専門業者による定期メンテナンス

ドレンホースの定期点検

ドレーンホース

ドレンホースは、エアコン内で発生する結露水を外部に排出する役割を持ちます。ドレンホースが詰まると、水漏れが発生します。ドレンホースの定期点検は、年に1回がおすすめです。点検の際には、ホースに詰まりやひび割れがないかを確認します。問題が見つかった場合は、ホースの清掃や修理をしましょう。

定期的なメンテナンスを実施すると、エアコンの効率を維持でき、故障のリスクを減らせます。

エアコンフィルターの清掃

エアコンフィルターの清掃は、家庭内で簡単にできるメンテナンス作業です。定期的に清掃しないと、エアコンの効率が低下し、エネルギー消費が増加します。清掃の手順は、以下のとおりです。

  1. 前面パネルを開けてフィルターを取り外す
  2. フィルターをぬるま湯で優しく洗う
  3. 洗浄後のフィルターを完全に乾燥させる

フィルターを洗う際は、傷つけないように注意してください。洗剤を使用する際は、エアコンメーカーが推奨する洗剤を選ぶと安心です。湿ったままフィルターをエアコンに戻すと、カビやバクテリアが繁殖しやすいため、注意しましょう。

フィルターの清掃は、季節の変わり目に実施することでエアコンの性能を保ち、快適な室内環境を維持できます。

専門業者による定期メンテナンス

メンテナンス

専門業者による定期メンテナンスは、エアコンの性能を維持し、寿命を延ばすために必要です。業者によるメンテナンスでは、エアコン内部の汚れや損傷を専門的な視点で診断してもらえます。必要に応じてクリーニングや部品の交換も実施してもらえるため、エアコンが常に最良の状態で動作します。

プロの点検に含まれる内容は、以下のとおりです。

  • フィルターの清掃
  • ドレンパンとホースの点検・清掃
  • 冷媒量の確認

点検作業によって、小さな不具合を早期に発見し、大きな故障に発展するのを防げます。定期メンテナンスによりエネルギー効率を保てるため、電気代の節約にも効果的です。

業者に費用の見積もりを依頼する際に気をつけるポイント

エアコンのお掃除注文の方はこちらでタイプ確認を!

賃貸でエアコン水漏れが発生!業者依頼の前に確認すべきポイント

エアコンフィルター掃除で電気代を節約しよう

賃貸物件でエアコンが水漏れした場合の対処方法

賃貸物件でエアコンの水漏れが発生した場合は、速やかに適切な対応を取ることが重要です。以下の手順で対処しましょう。

1. エアコンの電源を切る

水が電気部品に触れるとショートや感電のリスクがあるため、まずはエアコンの電源を切り、コンセントを抜きましょう。

2. 水漏れの影響を最小限に抑える

バケツやタオルを使って水を受け止め、床や家具が濡れないように対策します。

3. 管理会社や大家さんに連絡する

賃貸物件では、エアコンの修理は通常大家さんや管理会社の責任範囲です。水漏れの状況を報告し、指示を仰ぎましょう。

4. ドレンホースの詰まりを確認する

エアコンの水漏れの多くは、ドレンホースの詰まりが原因です。可能であれば、ホースの先端を確認し、詰まりを解消しましょう。掃除機を使って吸引する方法が有効です。

5. 専門業者に修理を依頼する

自己判断での修理は避け、大家さんや管理会社の指示に従い、専門業者に依頼しましょう。

早めに相談しないと大きなトラブルに発展
水漏れが続くと部屋のダメージが拡大し、壁紙や床材の交換が必要になることがあります。放置して費用が高額になる前に早めに報告することで、負担を最小限にできます。
自己判断での修理は注意
自分で業者を手配して修理し、あとから「オーナーが指定する業者でなければ補償不可」と言われることも。あくまで管理会社の了解を得てから行動しましょう。

損害保険や火災保険でカバーできる?

フィルター交換部品の選び方

エアコンの水漏れによる損害は、加入している保険の種類によって補償対象になる場合があります。

火災保険の適用範囲

  • 火災保険には「水漏れ補償」が含まれていることがあり、エアコンの水漏れによって床や壁が損傷した場合、修理費用が補償される可能性があります。

借家人賠償責任保険

  • 入居時に加入する火災保険に含まれることが多く、借りている部屋の設備に損害を与えた場合に適用される可能性があります。

個人賠償責任保険

  • 水漏れが原因で階下の住人に被害を与えた場合、この保険で補償される可能性があります。

補償対象外となるケース

  • 経年劣化や通常の使用による故障
  • 予測可能な事故(清掃不足による詰まりなど)
  • 故意や過失による損害

保険を使う場合の流れ

  1. 被害状況を記録する
    水漏れの状態や被害箇所を写真に残す。
  2. 管理会社・大家さんに報告する
    速やかに連絡し、指示を仰ぐ。
  3. 保険会社に相談する
    補償対象かどうか確認し、必要書類を準備する。
  4. 修理業者の手配
    事前に保険会社の指示を確認し、修理業者を手配する。

エアコンの水漏れを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。フィルター清掃やドレンホースの点検を行い、トラブルを未然に防ぎましょう。

水漏れしているエアコンのよくある質問

エアコンの水漏れは放置するとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。本記事では、水漏れの原因や緊急時の対処法、修理費用の目安について詳しく解説します。

  • エアコンの水漏れは放置するとどうなる?
  • エアコンの水漏れが急にひどくなった!緊急でできる対処法は?
  • エアコンの水漏れ修理にかかる費用はどのくらい?
  • 水漏れしやすいエアコンの特徴は?

エアコンの水漏れは放置するとどうなる?

エアコンの水漏れを放置すると、以下のような深刻な問題が発生する可能性があります。

室内のダメージ
水が床や壁に染み込み、カビの発生や木材の腐食を引き起こします。特にフローリングや壁紙の素材によっては、短期間で劣化が進むことがあります。
電気系統のトラブル
エアコン内部の電気回路に水がかかると、ショートや火災のリスクが高まります。特に、湿気が多い環境では注意が必要です。
健康への悪影響
水漏れによるカビやダニの発生は、アレルギーや呼吸器系疾患の原因になることがあります。特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、早めの対策が必要です。
エアコンの故障
水漏れはエアコン内部の異常を示すサインでもあります。放置すると冷暖房効率が低下し、最終的に修理や交換が必要になることもあります。

エアコンの水漏れが急にひどくなった!緊急でできる対処法は?

アイキャッチ

急な水漏れが発生した場合は、以下の手順で応急処置を行いましょう。

  1. エアコンの電源を切る
    まずはエアコンの運転を停止し、コンセントを抜いて感電を防ぎます。ブレーカーを落とすのも有効です。
  2. 水の受け皿を用意する
    バケツやタオルを使用して、水が床に広がらないようにしましょう。
  3. 周囲の家具や家電を移動する
    水に濡れると故障の原因となるため、エアコンの周囲にある家具や電化製品は速やかに移動させます。
  4. ドレンホースの詰まりをチェックする
    室外に排水されるドレンホースが詰まっていると、水が逆流して室内に漏れることがあります。ホースの出口が塞がれていないか確認し、必要に応じて掃除機で吸引して詰まりを取り除きましょう。
  5. 専門業者に修理を依頼する
    自己判断での修理はリスクが伴うため、状況が改善しない場合は専門の修理業者に相談しましょう。

エアコンの水漏れ修理にかかる費用はどのくらい?

費用

エアコンの水漏れ修理費用は、原因や修理の難易度によって異なります。以下が一般的な相場です。

修理内容費用目安
ドレンホースの清掃8,000円〜15,000円
ドレンパンの交換15,000円〜25,000円
電気系統の修理20,000円〜40,000円
熱交換器関連の修理30,000円〜60,000円
分解修理(複数箇所)40,000円〜80,000円

また、出張費や点検費が別途かかることがあるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

水漏れしやすいエアコンの特徴は?

結露

水漏れが発生しやすいエアコンには、以下のような特徴があります。

古いエアコン(10年以上使用)
ドレンホースや内部部品の劣化が進み、水漏れのリスクが高まります。
メンテナンス不足
フィルターやドレンホースの清掃を怠ると、ホコリやカビが詰まり、水の排出がうまくいかなくなります。
設置の不具合
エアコンの傾きや、排水ホースの配置が適切でない場合、水漏れが起こりやすくなります。
高湿度環境での使用
湿気が多い場所では、結露が増えて水漏れが発生しやすくなります。
長期間未使用のエアコン
オフシーズン中にホコリが溜まったり、カビが発生したりすると、使用開始時に水漏れが起こることがあります。

まとめ

エアコンの水漏れを放置したまま使い続けると、エアコン本体や建物にさまざまなリスクが発生します。修理費用が増加する可能性も高いです。水漏れの原因は、ドレンホースの詰まりやフィルターの汚れ、内部の損傷など多岐にわたります。水漏れが発生した際には、迅速に応急処置をし、専門の修理業者へ依頼しましょう。

定期的なメンテナンスや点検を実施すると、水漏れのリスクを減らせます。エアコンを長持ちさせ、快適に使用するためにも、適切なケアと定期的な点検が必要です。

Good job!
Good job!

最後まで読んでいただきありがとうございます。感謝!!

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