【完全ガイド】キッチン排水つまり解消方法4選！＆プロに依頼するタイミング

2024.09.23更新

キッチンの排水口が詰まるのは一般的な問題で、適切な対応をしないと不衛生になり、最終的には業者を呼ばなければならなくなるかもしれません。

この記事では、排水つまりの原因と家庭でできる対処法、さらにプロに頼むべきタイミングを解説しています。読めば、いつでも冷静に対処できるようになり、不必要な出費も避けられます。日々の予防と適切な対応で、このようなトラブルを最小限に抑えましょう。

キッチン排水つまりの基本知識

キッチン排水つまりについての基本知識を持つことは、問題が発生した際に迅速かつ効果的に対処するために重要です。以下では、キッチン排水つまりがどのようなものか、その一般的な原因、そして警告サインについて詳しく説明します。

キッチン排水つまりとは何か?
排水つまりの一般的な原因
排水つまりの警告サインとは?

キッチン排水つまりとは何か?

キッチン排水つまりとは、排水口やパイプ内に詰まり物ができ、水が流れにくくなる現象です。主な原因は調理くずと油脂の堆積ですが、髪の毛や誤って落とした物も詰まりの原因になります。

排水つまりの一般的な原因

排水つまりの一般的な原因は6つあります。

1. 食品カスやゴミの蓄積

食品カス: 調理中や食器洗いの際に流れ込む小さな食品カスが排水管内に蓄積し、つまりの原因となります。
ゴミ: ゴミ受けを通り抜けた細かいゴミが排水管内で詰まりを引き起こすことがあります。

2. 油脂の固化

油脂の固化: 調理油や食材から出る油脂が冷えて固まり、排水管内に付着して詰まりを引き起こします。特に、油をそのまま流すと固化しやすいです。

3. 石鹸カスや洗剤の残留

石鹸カス: 石鹸や洗剤の成分が排水管内に残留し、他のゴミと結びついて詰まりを引き起こすことがあります。

4. 髪の毛やペットの毛

髪の毛やペットの毛: キッチンでペットを洗ったり、髪の毛が流れ込んだりすると、排水管内で絡まり詰まりの原因となります。

5. 排水トラップの問題

排水トラップの詰まり: 排水トラップは異物を捕捉する役割がありますが、これが詰まると水の流れが悪くなります。

6. 排水管の劣化や設計不良

劣化した排水管: 長年使用されている排水管は劣化しやすく、内部が狭くなったり、破損したりすることで詰まりやすくなります。
設計不良: 排水管の設計が不適切だと、水の流れが悪くなり詰まりやすくなります。

排水つまりの警告サインとは?

つまりが起きると、以下の警告サインが見られます。

排水の流れが遅くなる

サイン: シンクに水をためたとき、通常よりも水が流れ出るのが遅いと感じます。水が溜まっている時間が長くなり、最後には完全に流れなくなることもあります。
対処法: まずはお湯を流してみたり、重曹とクエン酸を使ってみたりして、詰まりを解消できるか試してみましょう。

異臭がする

サイン: 排水口から悪臭がする場合、特に腐った卵や下水のような嫌な臭いがすることがあります。これは、食べ物のカスや油脂が排水管内で腐敗している可能性があります。
対処法: 重曹とクエン酸を使ったり、専用のパイプクリーナーで掃除したりして、臭いの原因を取り除くことができます。

ゴボゴボ音がする

サイン: 排水時に「ゴボゴボ」という音が聞こえることがあります。これは、排水管内に空気が溜まっていることを示しており、つまりが進行している可能性があります。
対処法: プランジャーを使って圧力をかけてみると、詰まりが解消されることがあります。

水が逆流する

サイン: 排水口から水が逆流してくる場合、特にシンクに溜まった水が排水口から溢れ出すことがあります。これは深刻なつまりのサインです。
対処法: すぐに水を流すのをやめ、専門業者に相談することをお勧めします。自分で解決するのは難しい場合があります。

シンクの水はけが悪い

サイン: シンクに水をためた後、排水が非常に遅くなったり、完全に流れなくなったりします。水がシンクに溜まったままになることが多くなります。
対処法: まずはお湯や重曹とクエン酸を試してみて、効果がない場合は排水トラップを掃除してみましょう。

複数の排水口で問題が発生

サイン: キッチンだけでなく、浴室や洗面所など他の場所でも水の流れが悪くなったり、逆流したりする場合、建物全体の排水管に問題があるかもしれません。
対処法: 複数の場所で問題が発生している場合は、専門業者に相談することが重要です。

排水口周辺の床が湿っている

サイン: 排水口の周りやシンク下の床が常に湿っている、または水が漏れている場合、排水管からの漏水の可能性があります。
対処法: 漏水が疑われる場合は、すぐに水を止めて、専門業者に点検を依頼しましょう。

これらの警告サインに気づいたら、早めに対処することが重要です。軽度のつまりであれば自分で解消できる場合もありますが、症状が重い場合や自分で対処できない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。定期的な排水口の清掃や適切な使用方法を心がけることで、つまりを予防することができます。

排水つまりの直し方

排水つまりが発生した場合、自宅でできる簡単な解消法から試すのが一般的です。以下では、手軽に試せる方法から、少し専門的な方法までを紹介します。

お湯を使ったつまり解消法
自然派洗剤を使用したつまり取り
プランジャーを使った効果的な解消法
排水ホース取り外し清掃

お湯を使ったつまり解消法

お湯を流す

準備：まず、排水口の周りを清掃し、ゴミや手間を取り除きます。
排水トラップ（ワントラップ）を外して、排水管の入り口を露出させると効果的です。
鍋ややかんを用意：大きめの鍋ややかんを使って、たっぷりの水を沸かします。
お湯を流す: 温度は50〜60℃程度が理想です。沸騰した熱湯は使用しないでください。熱湯は排水管を変形させたり、水漏れの原因になる場合があります。排水口にゆっくりと流し込みます。これにより、固まった油脂や食品カスが溶けやすくなります。
繰り返す: もしつまりがひどい場合は、数回繰り返してみてください。
水の流れを確認：後に水を流してみて、詰まりが解消されたか確認します。水がスムーズに流れていれば成功です。

注意点

熱湯はNG : 放った熱湯は排水管に被害を及ぼす可能性があるため、絶対に使用しないでください。
完全に詰まっている場合: お湯だけでは解消できない場合もあります。その際は、クリーナーやラバーカップなど他の方法も試してみてください。
繰り返し詰まる場合:何度も詰まる可能性がありますが、根本的な問題がある可能性があります。この場合は専門業者に相談することをおすすめします。

マルテラチャンネル

排水詰まりにはコレ! キッチンシンクトラブル解決!! 家での困ったをこれで解決できるかも!?

自然派洗剤を使用したつまり取り

環境に優しい自然派洗剤を使った排水口掃除がおすすめです。

重曹やクエン酸を使った掃除法

重曹を排水口にふりかけ、お湯で流し込むと汚れを落とせます。クエン酸にも油汚れ落とし効果があり、つまり予防にもなります。自然派洗剤は人体と環境に優しく、塩素系洗剤より安心して使えます。

重曹を排水口にふりかけます
その上からクエン酸を加える
お湯を少量注ぎ、反応を促す
30分～1時間程度放置する
排水管に水を流して泡を洗い流す

重曹やレモン汁を使った掃除法

プランジャーを使った効果的な解消法

手順

プランジャーを準備: プランジャー（吸引器）を用意します。シンクのサイズに合ったものを選びましょう。
水を入れる: シンクに少し水をためます。プランジャーのゴム部分が水に浸かる程度が理想です。
プランジャーを使う:プランジャーを排水口にしっかりと押し付け、上下に動かします。強く押し込むことで、吸引と圧力がかかり、つまりを解消します。これを数回繰り返します。
水が流れるか確認: プランジャーを外して、水が流れるか確認します。

プランジャーを使えば、つまり物を機械的に押し流せます。プランジャーの上下運動で送り出される水圧がつまりを解消する仕組みです。

プランジャーを使う前に、排水口の周りを濡らすと密閉度が上がり、より効果的です。力加減と根気が必要ですが、手軽な方法なので試してみる価値はあります。

注意事項　

排水管がジャバラホースの時はプランジャーの使用はやめてくだい。水漏れ事故の原因になります！

排水ホース取り外し清掃

腕に自信のある方チャレンジしてみて下さい。

流しの下の排水ホースを外して中に詰まった油を取り除いて下さい。ホース掃除の作業は室内でなく外に出てして下さい、排水ホースの中に大量の油の塊が詰まっているので汚れる覚悟が必要です。

手順

詰まっている所を見つける: シンクの下にあるパイプの一部で、U字型になっているかジャバラの部分が詰まっているところです。
排水ホースを取り外す:トラップの端にあるナットを手で回して外します。必要に応じて、モンキーレンチを使うと良いでしょう。取り外す際には、下にバケツを置いておくと、溜まった水がこぼれません。
内部を掃除: トラップの内部と排水ホースに溜まった汚れやゴミを、スポンジやブラシを使ってきれいにします。
再取り付け: 掃除が終わったら、元通りに排水ホースを取り付けます。ナットをしっかりと締めてください。